niraikanai

幻想ニライカナイ

明治三十九年。淫祀邪教と迷信がこの国から廃滅されようとしていた時代。偽りの神を焼く男は朽ち果てた祠の前で小さな神と出会った――『神社合祀奇譚』
宝永二年。 稲荷山で遭難した“異人”が誑かされた迷信とは――江戸時代が舞台のClose Encounter。『未知との遭遇』
昭和二十年四月。艦砲射撃の嵐を受ける沖縄で一人の男が静かな海岸に辿り着いた。そこは黄泉、根の国、妣の国、常世。そしてニライカナイ。我々の心を騒がせて離さない民族意識の原郷と何処かで繋がっている海岸だった。不思議な少女と幻想の探究者達の刻んだ思念が織り成す伝奇長編。『幻想ニライカナイ ―海上の道―』
神とは、神話とは、異世界とは――? 民俗学的知見を杖に幻想へと切り込む伝記作品集。

価格 800円
刊行日 2016/10/30
サイズ 文庫判
ページ数 302

 
著者

ハコ

伝奇物はSFだと言い張りここまで来ました


 

イベント・頒布履歴

2016/10/30 第二回文学フリマ福岡 にて頒布しました